ルリタテハの観察日記(1)

INFORMATION
SEARCH

ルリタテハの観察日記(1) 2007年8月23日〜9月2日

美女と野獣! 花と毛虫!
この関係は???

2007/07/01
一球1000円近くもした百合の球根。去年は10球くらい植え込みました。
今年は、巨大なパープルカサブランカ
巨大なゴールデンカサブランカが見事な花を咲かせてくれました。
ここは、がらくた昆虫館の一室です。昆虫館入り口からの巡回をお奨めします。
★緊急注意報★ あなたが飼育されている蝶の幼虫の食草無農薬ですか?
 ルリタテハ 2007年 2008年 2009年 2010年〜

2007/08/24
花も咲き終わり、花殻を取られ茎と葉だけになった百合。
その葉の裏側には・・・
この派手なイガイガで護身している幼虫はなんだ?

2007年8月23日

皆さん、下の薄緑色に着色した部分の記事を読まれましたか?
読まれた方はGARAKUTA昆虫館の精通者です。
初めてご覧になられる方は、昆虫館(アゲハ蝶の羽化・カブトムシの羽化・他)に入場されて、2007年・ツマグロヒョウモンの観察日記をご覧下さい。
<<< 心配ごと >>>
2007年8月23日

米軍岩国基地でテロの警戒をしている米軍のMPなみに厳めしい顔をして威嚇しています。
今日のツマグロヒョウモンの羽化は1匹だったので暇。裏に置いてある花の終わった百合の所へ行ったら、見たことがない蝶が・・・。カメラを取りに行って戻ってみたら、隣の家の壁から滑空する準備をして待っていました。

これが話には聞いているルリタテハなんですね。
誰が植えたのか判りませんが、我が家の庭には、ホトトギスがあり、葉はバリバリに毛虫に食べられているんですよ。何時だったか?兄貴に聞いたら「ルリタテハと言う蝶の幼虫だ」と教えられました。
しかし、この毛虫は派手な形相をしているし、触ってかぶれたりしては困るので、既に20年以上も見て見ぬふりをしていました。もちろん、今日まで、一度も成虫の姿を見かけたこともありません。
今日は、百合の葉の周りや間をを飛んだり、葉に掴まったり。産卵に来たのでしょうかね?
この百合は球根1個が\1000もした巨大なカサブランカ。今は花も終わって、来年用の球根が獲れないかと鉢に残してあるだけ。これなら葉をバリバリに食べられてもOKです。
下手の横好き、野次馬根性旺盛な私ですが、ツマグロヒョウモンの次に、ルリタテハの虜にならなければよいがと心配しています。

このページの幼虫の写真は、背景色で区分してあります。
2007/08/24
発見の
大きい幼虫

No.1
2007/08/24
発見の
大きい幼虫

No.2
2007/08/26
発見の卵から
孵化した頃の
幼虫た

2007年8月24日

ダメでもともと。やってみなければ何事も進歩はない。
食い荒らされた百合の葉の調査隊を編成して派遣しました。
何かくっついていないかと、葉の裏を一枚一枚、目を皿のようにして調べました。
派手なイガイガの鎧をまとった幼虫が2匹みつかりました。
(2匹は左列・水色背景と右列・黄色背景に別けてあります。)
巻尺を持ってきて現場検証し、調書に記録。

2007年8月25日

このイガイガの幼虫は見覚えがあります。ホトトギスの葉を食い荒らした毛虫のような気もします。23日に、この百合の周りを飛び回っていたルリタテハの幼虫かも知れません。
この百合も、球根の2世が大きくなり、枯れるのを待つだけですから、それまでは食べ尽くされても構いません。
このイガイガの幼虫は「ルリタテハの幼虫である」との判決を期待して、何に変身して飛び立っていくのか、しばらく様子を見ることにします。

2007年8月26日

今日は、幸運の女神に付き纏われるのではないかと思われることがありました。
午後、庭のパトロールに回っていたら、なけなしの金で買った我が家の家宝「金のなる木」にルリタテハがとまっているではありませんか!ルリタテハは少しですが勉強済み。間違えることはありませんよ。
我が家が園芸店で買うものは新聞の折込チラシに掲載されている超特価品ばかり。この「金のなる木」も綺麗な蝶が掴まると安物には見えませんよ。
これまでにもルリタテハは飛び回っていたのでしょうが気が付きませんでした。
アゲハしか知らなかった私が、ツマグロヒョウモンの幼虫と出会い、さらにはルリタテハと出会って興味を持つ。 興味を持つと、目に入ってくるものですよね。
23日に続いて今日も出会えたとなると、裏の鉢植えの百合の残骸には、絶対に卵があるはず。ひとつ、卵探しでもしてみようかと言うことになりました。
今まで見たことのない卵を3個見つけましたよ。
たぶんルリタテハの卵だろうと思いますが、孵化して何が出てくるのか?
ルリタテハの卵であることを期待して、何かが出てくるのを待つことにします。

2007年8月27日

ルリタテハの卵が孵化していました!
昨日の写真が良くなかったので撮りなおそうと思ったら、
卵は殻だけが残って中身はスッカラカン。
卵が付いていたのは葉の表側。
葉の表側から裏側にかけて徹底的に探しました。

葉の裏側に非常に小さな幼虫がくっついているのを見つけましたよ。
体長は非常に小さく、約2mmくらい。
    
孵化して半日も経っていない幼虫です。イガイガは見当たりません。何とか産毛(うぶげ)が見える程度です。
頭は某日本国の政治家や官僚のように一人前に真っ黒け。さすがに頭の黒さのおかげで見つけることが出来ました。
「写真を撮らせて」と頼んだら、少しですが歩いてみせてくれました。先輩幼虫の様子を見ておきましたよ。
25日に撮った写真の葉を見たら姿が見えず。新しい葉へ移っていました。
左の水色背景の幼虫は、イガイガのカツラを脱いで、手に抱えているように見えませんか?

2007年8月29日

イガイガは勿論のこと、肌の模様も綺麗になってきました。
まだまだ豆粒くらいですが、硬い百合の葉をよく食べますよ。

2007年8月30日

サボテンも歯がたちませんよ。

2007年8月31日 午前


2007年8月31日 午後・・・接写レンズを工作して使用

見事なイガイガの出来栄えですね。
脱皮したばかりのようですね。
イガイガの準備も整いました。

2007年9月1日

怪事件発生。
昨日まで掴まっていた葉の下に血痕らしきものを残して1匹が行方不明。
明日、改めて捜査します。
もう1匹は元気です。百合の葉の食べっぷりをご覧下さい。
左の写真の裏が見える葉ですが、虫のテンコ盛りです。
ルリタテハの幼虫を知らなかったら、「庭の大事な草花を食い荒らす憎っくきヤツめ!」と一喝のもとに、殺虫剤。
今年は、害虫も我がもの顔で飛び交っています。
イガイガが立派になりました。

2007年9月1日 ルリタテハの幼虫の食料事情

花が終わった後、球根を大きくするために残してある百合
この百合は枯れていきますので早く蛹になってくれないと食いはぐれですよ。

先日までは、「あまり好きな花ではないから」と言われて、増えないようにされながら30年ばかり生き長らえてきたホトトギス
これからは、表舞台で活躍します。

2007年9月2日 大事件発生!・・・セグロアシナガバチ

怪事件に引き続き、大事件発生!
9月1日の怪事件の犯人を発見。しかし、逮捕には至らず。
昨日行方不明になった幼虫を探しに、百合の鉢の所へ行ってみたら、もう1匹の幼虫はイガイガの服を残し、周りには糞らしきものと血痕を残して行方不明。今朝は大事件の現場へ足を踏み入れてしまったような気がします。
イガイガの服だけが残っているのなら脱皮でしょうが、この幼虫は、8月31日、既に脱皮らしき証拠が防犯カメラに収まっていましたよね。
まあ何があったにせよ、どこかに幼虫が隠れていて、助けを求めていないかと探していましたら・・・
現場周辺を歩き回る怪しい虫影。しかし、この程度の小物にルリタテハのイガイガに触る度胸もないでしょう。
犯人は別にいる。
なにやら、イガイガの残骸に忍び寄る怪しい足音が聞こえ始めたと思った途端に、目の前に現れた1匹の殺し屋!
------------------------------
ニャロメ!
私でさえ触ったことのない幼虫のイガイガを・・・

犯人は、必ず現場へ舞い戻ってくる」・・・まさにその通りでした。
犯人は、私が見ているのも全く気にせず、幼虫のイガイガを突いて、幼虫の残りを美味しそうに食べ始めたではありませんか。
皆さん、耳を澄ませて聞いてみて下さい。何か聞こえませんか?
「食べる」と言うよりは「むしゃぶりつく」音。「入れ歯で幼虫の骨を噛み砕く」音。
この犯人の蜂の名前は判りませんが、スズメ蜂ハンターが、スズメ蜂に目印のコヨリを付ける時に与えたコオロギかバッタかを食べる時の食べっぷりとおなじではありませんか。
見ているだけでも「凄い」を通り越して、「恐ろしい」光景でした。
とにかく、今後のこともあるので、犯人蜂の顔写真は何枚か撮って、私の部屋に置いてある殺虫剤「**ジェット」を取りに行って、狙いを定めてシュッ!と一発。
スプレー式は噴出ガスにより冷えますので、スズメ蜂でも一度は墜落するのですが、まんまと逃げられてしまいました。
この蜂は何と言う蜂かは判りませんが、大きい2匹の幼虫で美味しさを知ったからには、残っている豆粒幼虫も被害に遭う可能性が大です。
このルリタテハの幼虫は、葉だけちぎったスミレを食べるツマグロヒョウモンのように、葉だけちぎって、萎れかけた百合をたべるのでしょうかね?
食事の方法を勉強して、早めに飼育箱へ隔離することを考えなければなりません。
-------------------------------
ルリタテハの幼虫をむしゃぶりついて食べた獰猛な蜂ですが、私の安物のポケット版の図鑑では「セグロアシナガバチ」ではないかと思われます。
セグロアシナガバチであればスズメバチの親戚であり、餌はチョウやガなどの幼虫らしいですから、あの時の獰猛さはうなづけます。
時々、橙の木の葉で、黒い汁などの痕跡を見掛けるのですが、ナミアゲハの幼虫なども被害に遭っているのかもしれません。

無事に羽化してくれることを楽しみにしていた2匹の幼虫ですが、2匹ともナントカ蜂に攻撃されてしまい戦死してしまいました。
岩国には、岩国市民の民意を無視した米海兵隊の航空基地があるというのに、反撃すらせずに狸寝入り。吠えるだけのブッシュも役に立ちませんでした。
しかし、2007/08/26に発見した卵から孵化した幼虫たちが何匹か頑張っています。
これらの豆粒のような幼虫の姿を、今後もお目に掛けることにします。

続きは次のページに書きます。

お探しの情報は見つかりましたか? このページの内容に関連する情報にはリンクが張ってあります。もし、お探しの情報が見つからない場合は、下のカスタム検索窓を使用してお探し下さい。
Sorry. This site is Japanese. --> English(by Google)
 Copyright © GARAKUTA Village(Inakamura). All Rights Reserved.
本ホームページに掲載されている全ての内容は、日本の著作権法及び国際条約で保護されています。
当サイトの写真、コンテンツ等、一切の無断複製、転用、流用を禁止します。
写真・コンテンツ等の利用 / 著作権侵害 / 著作権軽視 / リンク / 個人情報